トルコのゲームスタジオTaleWorlds Entertainmentは12月10日、『Mount & Blade II: Bannerlord』のベータパッチe1.7.0を配信開始した。同パッチには、ベータ版ながら日本語字幕が含まれており、公式な日本語でプレイできるようになっている。
『Mount & Blade II: Bannerlord』は、『Mount & Blade: Warband』のシリーズ続編となる、中世戦闘シミュレーションRPGだ。本作の舞台となる中世の世界では、500年もの間カラルディア帝国が大陸を支配していた。各地で部族が抵抗したが帝国軍に敵うものはなく、北の森林から南の荒地まで、カラルディア帝国が治めていたという。しかし、カラルディア帝国は時間の経過によって腐敗し、内戦によって分裂。戦場で栄光を手にする、戦乱の時代が再び訪れたわけだ。プレイヤーは、そんな世界に生きる1人の人間として部隊を率い、自由に生き延びていく。
キャンペーンモードでは、まずはキャラクターメイクによって外見や自身の出自、経歴を選択。プレイヤーキャラクターを作成したあとは、自身の部隊に兵士を雇用して戦力を拡大したり、あちこちを放浪したりなど、中世の世界で自由に行動する。
山賊や騎士の一団など、敵対する集団と相対した際には戦闘へ移行し、部隊同士の戦闘が展開される。3Dで表現された戦場を舞台に、プレイヤーは自身の部隊を指揮しながら、自らも剣や弓を手に戦いへ参加。騎乗して戦場を駆ける平原の戦いや、砲撃を頼りに城を落とす攻城戦まで、中世の戦場での戦いが描かれている。キャンペーンモードの序盤では、盗賊との小規模な戦闘が展開される程度。しかし勢力の拡大やゲームの進行などによって、戦いが大きく発展していく。そのほか、需要と供給によって価格が変化する経済システムや、行動によって能力が伸びる成長要素、パークによるスキルの強化システムなども導入されている。
ベータパッチe1.7.0では、フランス語/イタリア語/ロシア語/韓国語などと共に、公式な日本語字幕が追加された。Steamのライブラリから本作のプロパティを開き、ベータタブ内でe1.7.0-betaを選択すると、日本語字幕が入ったベータバージョンが導入される。筆者が確認した範囲では、ゲーム内の辞書や村人との会話まで翻訳されており、日本語でプレイ可能となっていた。そのほかパッチe1.7.0では、新しい戦闘指揮システムの導入により、バトルミッション開始前にスライダーを使った陣形の変更などが可能。一部パークツリーの再構築やアイテム価格の全体的な値下げ、飢餓に関する調整や多数の不具合修正なども実施されている。また安定版の方では、12月10日にe1.6.5が配信されており、安定版の日本語対応もそう遠くなさそうだ。
『Mount & Blade II: Bannerlord』は、Steamにて通常価格税込5480円で早期アクセス配信中だ。
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