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コロナ対策にも!引き戸を開けるシステムが、ジェダイみたいに動かせたらどう? - ギズモード・ジャパン

ドヤ顔で開けるしかない。

自動ドアを開けるとき、皆さんはどういう動きをしますか? 一歩ドアの前に踏み込むという人もいれば、サッと手を前方にかざすクセがあるという人もいるかもしれませんね。まさに後者の動きをしないと開かないのが、シンガポールのデザインスタジオStuck Designが制作したという自動引き戸システムの「Kinetic Touchless 2.0」です。

『スター・ウォーズ』をみたことのある人なら、このシステムを見て真っ先に思い浮かぶのはジェダイの手の動作では? ちょっと視点を変えると、新型コロナウイルス流行中にあちこち公共のものに手を触れずに済むのも嬉しいところです(自動ドアはみんなそうですけどね、違いは後述します)。

パンデミック以降、世の中にはドアハンドル「Touch 1」という消毒機能を持ったドアハンドルも登場しました!でも、今回の「Kinetic Touchless 2.0」はそもそも取っ手を触らなくて済むのがありがたいところです。

この自動引き戸は、モーションセンサー(あるいは地面に設置された重さ感知装置)の代わりに、ドア本体に小さなパネルを採用。手が一定の距離にあると反応してくれるので、このパネル前で手を左右に振るとドアが開閉するという仕組みなのだとか。

Video: STUCK Design/YouTube

それなら普通の自動ドアでも良いんじゃないかとも思いますが、やはり「Kinetic Touchless 2.0」ならではの良いところがあるようです。たとえば従来の自動ドアの場合、人が通るとドアは全開になって、せっかく冷暖房システムで暖かく / 涼しくしている室内の空気が抜けていくことが多々あります。また、お店の前を通り過ぎたときに自動ドアが反応して、入店しないのに開いてしまいちょっと気まずい思いをしたことがあるという人もいるはず。

手をかざすことでドアが開く「Kinetic Touchless 2.0」ならば、こうした状況の打開策になり得そうです。取っ手に触れる必要もなく、もちろん開いたドアを手動で閉める必要もありません。

ただ逆に、このシステムが不向きな場面もあるとか。たとえば、いつも混雑する店舗では、一人一人が手をかざさないといけないので長蛇の列ができやすくなります。また、ショッピングカートやベビーカーを押している場合には、センサーに手が届きにくいという問題もあります。

あとは、このシステムが身近にあったら、ジェダイになりきってドアを無駄に開け閉めしようとする大人たちが急増するというリスクもあったりして…!

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