キーボード横にスピーカー、X1のロゴなど大変化です!!
2021年03月23日 11時00分更新
レノボ・ジャパンは3月23日、ThinkPadのモバイル製品7モデルを発表した。
主にCPUをTiger Lakeにアップグレードしたものだが、テレワークを主眼とした機能向上も図っており、ボディデザインも変わり、5G搭載モデルも増えている。
発表となったのは、
「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」
「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」
「ThinkPad X13 Gen 2」
「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」
「ThinkPad T14s Gen 2」
「ThinkPad T14 Gen 2」
「ThinkPad T15 Gen 2」
で、「GenX」とはX世代という意味だ。
加えて、100Wの電源供給可能なタイプC接続のドックも同時に発表した。
14型で16対10比率を実現
「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」
X1 CarbonはThinkPadのフラッグシップモデルで、今回で9世代目となる。ほぼ同じ設計で、ディスプレイが360度回転するのがX1 Yogaである。
CPUは「Core i7-1185G7」「Core i7-1165G7」「Core i5-1145G7」「Core i5-1135G7」から選択可能で、メインメモリは8/16/32GB、SSDは256/512GB、1/2TBが用意されている。
デザインで一番大きく変更となったのは画面比率で、16対9から16対10へと縦長に変わった。WQUXGA(3840×2400)とWUXGA(1920×1200)が選択でき、CarbonのWUXGAモデルは10点マルチタッチ、Privacy Guardを選択可能で、Yogaではアンチグレアも選択できるようになった。
また、キーボード右奥にある電源ボタンが指紋センサー内蔵となりログイン認証に利用できる。
インターフェースはUSB 4 (Thunderbolt 4対応)×2、USB 3.2 Gen1 (Powered USB)×1、USB 3.2 Gen 1×1、HDMI、コンボ・ジャックで、イーサネット拡張コネクター兼ドッキングコネクターはなくなった。
WWANでは4G LTEに加え、5Gモデムを内蔵できるようになった。
サイズはCarbonが314.5×221.6×14.9ミリで、前モデルのGen8からは横幅が8.5ミリ短くなった代わりに、奥行きは4.6ミリ増加している。
Yogaは314.4×223×14.9mmで、やはり幅が8.6ミリ減り、奥行きは5ミリ増えている。重量は約1.13と1.4キロからで、構成によって異なる。バッテリー駆動時間はJEITA2で約26時間と23.9時間だ。
X13 Carbon Gen9は税込26万8400円から、X1 Yoga Gen6は税込30万5800円からで、ともに3月23日発売となっている。
13.3型モバイルノートも16対10比率に
「ThinkPad X13 Gen 2」「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」
こちらも13.3型ディスプレイが16対10比率となり、WQXGA(2560×1600)とWUXGA(1920×1200)から選択可能。スピーカーの位置をキーボード面へ変更し、オンライン会議時にも声が聞きとりやすくなった。
WWANでは5Gに対応し、用途に合わせて2種類のバッテリーが選択できる。
CPUはCore i7-1185G7/1165G7、Core i5-1145G7/1135G7、Core i3-1115G4で、メインメモリは8~32GB、ストレージは128GB~2TB、インターフェイスは前モデルと変わらず、X1 Carbonと同様で、こちらはイーサネット拡張コネクター兼ドッキングコネクターも残っている。
サイズはX13が305.8×217.39×18.19/18.97ミリで重量は1.19から、Yogaは305×213.9×15.85ミリで重さは1.2キロからとなっている。バッテリー駆動時間はX13の41Whモデルが17.8時間、54.7Whモデルが24時間、Yogaは18.9時間である。
X13 Gen2は税込20万5700円からで3月23日発売、X13 Yoga Gen2は22万8800円からで、発売日は後日公開。
4K UHDやGeForceも選択可能なモバイルノート
「ThinkPad T14s Gen 2」「ThinkPad T14 Gen 2」
「ThinkPad T15 Gen 2」
T14s Gen 2は、14型ディスプレイを搭載しながら1.28キロを実現した軽量モバイルノートで、Tiger Lakeを搭載し、今モデルから、高解像度FHDカメラと、キーボード面へスピーカーを搭載した。
ディスプレイは4KUHD(3840×2160)とFHD(1920×1080)で、マルチタッチとPrivacy Guardも選択できる。5Gにも対応した。
T14と15はTiger Lakeを採用し、GPUとしてNVIDIAのGeForceも選択できる。両モデルともメインメモリをオンボードに加えてスロットで増設が可能で、最大48GBまで内蔵が可能。ディスプレイはUHD(3840×2160)とFHD(1920×1080)から選択できる。
T14 Gen2は税込21万5600円から、T14 Gen2は19万4700円、T15 Gen2は21万4500円からで、3月23日発売。
100W電源供給も可能
「ThinkPad ユニバーサル USB Type-C ドック」
PC本体とUSB Type-Cケーブル1本で接続し、外部モニターや有線LAN、USB周辺機器などを拡張すると同時に、接続しているPCへ最大100Wの電力を供給できる(別売の135W出力のACアダプターが必要)。
インターフェースは、DisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0×1(最大解像度4Kサポート、最大3画面表示)、USB Type-A 3.1 Gen2(10Gbps)×3、USB Type-A 2.0×2、 USB Type-C (10Gbps、5V/3Aデータのみ) ×1、RJ-45×1(ギガビットイーサネット、PXEブート、WOL及びMACアドレスパススルー対応)、3.5mmコンボジャック×1、電源ボタンLED付き(サポート対象となるThinkPad本体の電源ボタンと連動)など。3月23日より税込2万8600円で発売となる。
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