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リュウグウから持ち帰った石や砂の分析、堀場製作所が開始 - 読売新聞

 計測機器大手の堀場製作所は24日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った石や砂の初期分析を始めたと発表した。堀場は大学や計測機器メーカーで構成するチームに加わり、約1年かけて元素や分子構造を調べる。

 分析は六つの国際チームが分担し、堀場のチームは化学分析を受け持つ。堀場は7月上旬まで、特殊なX線分析装置がある京都市の研究施設で、約30ミリ・グラムの試料を破壊せずに調べる。試料は地球上の石や砂より黒みが強く、未知の元素の発見が期待されている。

 子会社の堀場テクノサービスで分析を担当する沼田朋子氏は、「人類が初めて測定する情報に触れられるのが楽しみだ」と話した。

 分析結果はチームリーダーで北海道大学の 圦本ゆりもと 尚義教授(惑星科学)を中心に、大学の研究室などで多角的に検証する。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県)も活用する。

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