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Windows 11が発表。今年後半から提供予定で、Xbox Series X|SのオートHDRやNVMe SSDからの高速ロードなどを採用。Androidアプリも動作 - ファミ通.com

 マイクロソフトが新OSのWindows 11を発表した。2021年後半からリリース予定で、動作環境を満たしているWindows 10マシンについてはアップグレードが可能となっている。

 新OSでは現行のWindows 10の要素を引き継ぎつつ、さまざまな新設計が導入されたものとなっている。いくつかピックアップしてご紹介しよう。

  • スタートメニューがセンターに
  • ウィンドウのSnap機能(分割配置)が強化。さまざまなレイアウトから設定可能に
    • グループを保存して呼び出すこともできる
  • 外部ディスプレイを外した際にそちらに表示していたウィンドウを記憶した上で最小化、再接続時にもとに戻すように
  • Microsoft Teamsの機能が組み込まれる一方、Skypeのプリインストールなどが廃止
    • “Skype 今すぐ会議”は“Chat”に置き換えられる
  • Internet Explorerが無効に。
  • アシスタントプログラムのCortanaは初回のシステム起動時に起動されなくなり、タスクバーへのピン留めもされなくなる
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「発表配信を見ながらウェブサイトに目を通しつつ原稿書く」みたいな事が多いのでスナップ強化は個人的にうれしい。

ゲーム関連ではXbox Series X|S系の機能を導入。Androidアプリのサポートなども

 ゲーム関連ではDirectX 12 Ultimateが導入されるほか、Xbox Series X|SのオートHDR機能や、ローディングを高速化するDirectStorage機能などを採用。海外Xbox公式サイトでも紹介記事が掲載されている。

 DirectX 12 Ultimateは、同社のグラフィックAPIの最新版。レイトレーシング機能の向上や、部位によって描画品質を調整することで全体のクオリティを下げずにフレームレートを維持するVariable Rate Shading(VRS)などの機能が導入される。

 オートHDRは、HDR対応モニターでDirectX 11以上のゲームをプレイする際に、ゲーム自体がHDRに対応していなくとも自動的にHDR化し、より深い明暗の幅を表現できるようにするというもの。

 一方のDirectStorageは、NVMe SSDにゲームをインストールしている場合にそのアクセス速度を活用してゲームを高速にローディングするというもの。ただし利用するにはゲームをインストールするNVMe SSD(※)とDirectX 12およびShader Model 6.0に対応したGPU(※)、そして“Standard NVM Express Controller”ドライバーが必要となる。(※当初、それぞれ「容量1TB以上」と「DirectX 12 Ultimate対応」という条件になっていたが、公式サイト英語版の記載が変更された)

 これらの機能は以前からPCへの導入が予告されていたが、今回Windows 11で導入されることが発表された形となる。

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XboxアプリがWindows 11に組み込まれ、Game Passのゲームによりアクセスしやすく。

 またストア機能の変更も大きな部分。こちらはWindows 11だけでなくWindows 10のストア機能も該当し、Androidアプリを入手・利用可能になるほか、ゲームを除くアプリではアプリの販売にあたって自社やサードパーティーの決済プラットフォームを選択することが可能となっている。

  • Androidアプリの入手・動作が可能に
    • Android製ゲームも含む
    • マイクロソフトストアでAndroidアプリを検索・発見できるようになるが、入手はAmazon Appストア経由になる
  • より幅広いフレームワークのアプリが配信可能に
    • Win32、.NET、UWP、Xamarin、Electron、React Native、Java、PWA(プログレッシブウェブアプリ)など
  • 7月28日より、非ゲームのアプリ開発者は自主決済システムやサードパーティーの決済プラットフォームを利用してアプリを販売できる。その場合はマイクロソフトへの利益分配は発生しない
    • ゲームは対象外
    • マイクロソフトの決済を利用した場合は、ゲームでは88対12(12%がマイクロソフトの取り分)、非ゲームでは85対15の利益分配になる

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アップグレードの準備ができているかは互換性確認アプリでチェック可能

 なお自分のPCでWindows 11が動作するかは、公式サイトで公開されている互換性確認アプリを通じてチェック可能。

 公式サイトに掲載されている動作条件は以下の通り。ちなみに一見スペックを満たしていても、TPM 2.0チップまわりで引っかかることが多いようだ(搭載していてもBIOS画面などで有効化しなければいけないことがあり、記者も引っかかった)。

  • プロセッサ: 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
  • RAM: 4 ギガバイト (GB)
  • ストレージ: 64 GB 以上の記憶装置
  • システム ファームウェア:UEFI、セキュア ブート対応
  • TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0
  • グラフィックス カード:DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応
  • ディスプレイ:対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ
  • インターネット接続と Microsoft アカウント:
    • Windows 11 Home Edition を初めて使用するとき、デバイスのセットアップを完了するには、インターネット接続とMicrosoft アカウントが必要
    • Windows 11 Home の S モードを解除する場合もインターネット接続が必要
    • すべての Windows 11 Edition について、更新プログラムのインストールや一部の機能のダウンロードと使用にはインターネット アクセスが必要

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