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地球へ飛行中の「はやぶさ2」、すばる望遠鏡が撮影 - 読売新聞

 小惑星リュウグウの探査を終え、地球に向けて飛行している宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)の探査機「はやぶさ2」を、米ハワイのすばる望遠鏡が捉えた。国立天文台が26日、ホームページで映像(https://www.nao.ac.jp/news/topics/2020/20201126-subaru.html)を公開した。

 国立天文台ハワイ観測所が撮影に成功したのは20日未明(日本時間20日夜)。地球から約580万キロ・メートル離れていたが、すばる望遠鏡に搭載された高性能カメラがその姿を確認した。

 はやぶさ2は現在、リュウグウの石や砂が入っているとみられるカプセルを豪州の砂漠地帯に投下するため、地球を目指している。撮影した寺居剛研究員は「ハワイはこの時期天候が悪く苦戦したが、ほっとしている。一足先にはやぶさ2をお出迎えできた」と話している。

 JAXAは26日、はやぶさ2の進路を豪州に向ける最後の本格的な軌道変更を行う。12月初旬には地球まで約20万キロ・メートルまで接近してカプセルを投下。その後、探査機自体は地球に衝突しないように再度軌道を変え、別の小惑星を探査する新たな旅に出発する。

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