タブレット市場ではAppleのiPadシリーズが好調で、Androidはスマートフォンに軸足を置いた状態になっているが、Googleによると2020年にAndroidタブレットのユーザーが前年比30%増だった。スマートフォンよりも画面が大きく、テレビと違って自由に持ち歩けるタブレットが最も活用されているのがパーソナルなメディア消費であり、映画/ドラマやTV番組、YouTube、ゲーム、電子書籍のアプリを行き来することなく、Entertainment Spaceを通じてそれらのコンテンツに直接的にアクセスできるようにする。最も大きなユーザーのニーズにフォーカスしてAndroidタブレットの利用体験を改善。デジタルコンテンツを楽しみやすくすることで、Googleのコンテンツサービスの利用拡大にもつなげる。
例えば、Entertainment Spaceに対応するサブスクリプションサービスのアプリでサインインすると、そのサービスのコンテンツがパーソナライズされてEntertainment Spaceで表示される。オススメの映画、視聴中のドラマ、読みかけの本など、膨大なコンテンツの中からユーザーが優先して消費すべきコンテンツに一カ所からアクセスできる。また、タブレットが家族で共有して使われている傾向に対応、家族メンバーごとのプロフィールをサポートする。
Entertainment Spaceには「Watch」「Games」「Read」の3つのタブが用意される。Watchは、HuluやTwitchといった動画サブスクリプションサービスのコンテンツ、Google TVで購入またはレンタルした映画・TV番組、YouTubeコンテンツなど。GamesタブはGoogle Playのゲーム。ゲームをダウンロードすることなく試遊できるインスタントプレイをサポートする。ReadタブはGoogle Play Booksのデジタル書籍。おすすめの本をスニークピークで立ち読みしたり、オーディオブックにもアクセスできる。
Entertainment Spaceは、米国で5月中にWalmartの「onn.」タブレットで利用できるようになり、今年後半にLenovoやシャープのタブレットなど、既存の製品または新製品にグローバル規模で展開する予定。
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