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PS5、2022年度の販売台数はPSフォーマット過去最大値が目標。“IR Day 2021”でPS Studiosタイトルのモバイル向け投下、次世代VRシステムなどにも言及 - ファミ通.com

 2021年5月27日、ソニーグループは2020年度の投資家・アナリスト向けの説明会“IR Day 2021”を開催。初日となるDay1では、ゲーム&ネットワークサービス分野として、ソニー・インタラクティブエンタテインメント社長 兼 CEOのジム・ライアン氏が登壇し、PS5の事業を振り返るとともに、今後の展望について語った。

 本記事では、そのセッションの中でゲームファンにとって注目すべき情報をピックアップしてお届けしよう。なお、ソニーグループの公式サイトには、“ゲーム&ネットワークサービス分野”を始め、今回の“IR Day 2021”の関連資料(スライド)が掲載されているので、詳しくはそちらチェックしてほしい。

PS5:過去最大の販売数を目指す

 まずPS5関連の話題から。2020年度はSIEにとってPS4からPS5への移行期であり、コンソールの移行期には営業損失が発生しやすかったが、今回は移行期にも関わらず最高の業績になったと発表。その大きな要因はPS5の需要が非常に高かったこと。PS5は発売初年度において、全世界で累計出荷台数780万台を達成。また、発売半年後でもさらに強い需要がある状況になっている。

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 その強い需要もあって、PS5は店頭でなかなか買えない状況が続いているわけだが、ジム・ライアン氏は世界的な半導体不足が発生しつつも、2022年度はプレイステーションフォーマットで過去最大となる販売台数を目指すとしている。ちなみに、スライドではスタンダードエディションの逆ザヤ(販売価格が製造費を下回ること)が2021年6月に解消されることも明かされた。

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 なお、公開されたデータで興味深いのが、PS5のスタンダードエディションとデジタルエディションのユーザーの違い。そもそもPS4と比べてPS5はアクティブユーザー数や1アカウントあたりの平均プレイ時間といったユーザーエンゲージメントが高くなっているが、デジタルエディションのユーザーは、追加DLCなどのアドオンコンテンツを多く楽しむ傾向にあるという。

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PS Plus:会員数は4800万人。2022年度の目標は5000万人の突破

 プレイステーションでオンラインマルチプレイやフリープレイが楽しめる“PlayStation Plus”は、2020年度で4800万ユーザーの会員数を記録。SIEの大きな収益源となっている。会員登録のおもな理由は、やはりオンラインマルチプレイとフリープレイタイトル。2021年度では会員登録5000万人の突破を目指すという。

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PlayStation Studios:PC版の販売とともにモバイル向けの投下も

 SIEの自社ゲームスタジオを包括したブランド“PlayStation Studios”は、新しいスタジオとのパートナーシップを通じて“Heaven Studios”と新規オリジナルIPを、“Firewalk Studios”とオリジナルマルチプレイヤーゲームを制作中。

 また、PlayStation Studiosとして『ホライゾン ゼロ・ドーン』や『Days Gone』のPC版を発売しているが、2022年度以降もその方向性を継続し、さらなるPC版のリリースを予定しているほか、PlayStation Studiosのタイトルをモバイル向けにも投下予定とのことだ。

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PS5向け次世代VRシステム:新たな成長戦略のひとつに

 新たな成長戦略のひとつとして、現在開発中のPS5向け次世代VRシステムについても触れられた。PS5向け次世代VRシステムは解像度や視野角などの強化をするとともに、ワイヤレスではなくケーブル1本でPS5に接続をするシステムになることが公開されている。

 今回の発表では新たな情報はなかったが、先日公開された次世代VRシステム向けコントローラーの特徴などが改めて紹介された。

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