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ビデオ会議やオンライン授業を止めるな! 「現在、利用中です」のサインをスマホや音声で制御する方法:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ) - - ITmedia

 在宅ワークのビデオ会議やオンライン授業などで困るのが、同居している家族がその最中に干渉してくることだ。うっかり部屋に入ってこられて姿が映ったり、呼びかけられた声がマイクに乗ったりするのは、どうにもきまりが悪い。あらかじめ都合の悪い時間帯を告知しておくにしても、会議や授業の頻度が高かったり、家族の人数が多かったりするとどうしても限界がある。

Alfoto ON AIR 部屋の入口にこのようにサインランプをつけておけば、ビデオ会議中であることを家族が一目で理解できる

 こうした用途に便利なアイテムとして一部でひそかに人気を博しているのが、番組スタジオを模した「ON AIR」という文字を点灯できるサインランプだ。これを部屋の入口に掲げておき、点灯/消灯でステータスを表示しておけば、家族から見て今、声をかけても問題ないのかが一目で分かる。ビデオ会議はもちろんオンライン授業や動画収録、ネット配信など用途は問わない。

Alfoto ON AIR Alfotoの「ON AIRサインランプ」。Amazonでの価格は税込み1450円と至って安価だ
Alfoto ON AIR ボディーサイズは約250(幅)×60(奥行き)×90(高さ)mm。ランプのオン/オフは右側面のスイッチで制御する
Alfoto ON AIR フックで壁面に掛けて使用する。重量が約217gと軽いので、強力な両面テープを使えば壁面などに取り付けられる
Alfoto ON AIR ランプをオンにした状態。USB給電の他、単3形乾電池×3本でも駆動する

 もっともこの製品、本体の電源スイッチでランプのオン/オフを切り替えなくてはならないため、毎回部屋の入口まで足を運ばなくてはいけない。できることならば席に座ったまま、リモートでオン/オフしたいと考える人は多いだろう。今回、スマートプラグの組み合わせで、リモートでオン/オフできる環境の構築を行ったので、ショートレビューをお届けする。

スマートプラグを追加すればスマホ/スマスピから操作可能

 リモートでのオン/オフといっても、種を明かせば実に簡単で、コンセントとの間にスマートプラグを追加するだけだ。

 本製品の電源スイッチはいわゆるロッカースイッチなので、元電源をコンセントから抜いても、オンの状態がそのまま維持される。それゆえ、スマートプラグを組み合わせれば、特に細工をしなくとも、スマホまたはスマートスピーカーを使っての、オン/オフが可能になる。

Alfoto ON AIR スマートプラグ。今回は「SwitchBot プラグ」(税込み1980円)を使用したが、どのメーカーの製品でも基本的に挙動は変わらない
Alfoto ON AIR 日本向けの2ピンプラグ仕様だ。AlexaやGoogle アシスタントとの連携に対応する

 設置方法は、給電に用いるUSBケーブルの根元を、変換プラグ経由でスマートプラグに差し込むだけだ。後はスマホアプリ、もしくは連携先のEchoGoogle Nestなどのスマートスピーカーを使って、電源のオン/オフを行ってやればよい。

 部屋の外に設置する場合、点灯状態を目視できないことも多いため、スマートスピーカーを使うならば、画面付きのスマートディスプレイを用意した方がいい。アイコン表示でオン/オフが一目で分かるので、うっかりミスによるつけっぱなしを防げるはずだ。

Alfoto ON AIR 通常はACアダプターを直接コンセントに接続するところだが、今回は間にスマートプラグを挟んで接続する
Alfoto ON AIR 接続した状態。ちなみに本体側のポートはUSB Type-Cだ
Alfoto ON AIR アプリ側でアイコンをタップすることによりオン/オフが行える(左)。連携先のAlexaアプリやGoogle Homeアプリでも制御可能だ(中央、右)。こちらの方がオン/オフのステータスを把握しやすい

 表示は警告色の赤ということもあり、非常に目立つ。扉の上に取り付けた場合、床上からの距離は約2mとかなり高い位置になるが、これだけ目立てば見落とすこともまずないだろう。廊下の照明を暗くしておけば、点灯状態はより分かりやすくなるはずだ。

Alfoto ON AIR ランプをオンにした状態。サインとしてはこれ以上に目立つアイテムはないだろう
Alfoto ON AIR オフの状態。室外の照明を暗くするとサインの効果はアップする

 続いて、スケジュール機能を活用してみよう。

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 ちなみにスマートプラグで制御する利点の1つに、壁を挟んでも操作できることが挙げられる。これが赤外線リモコンだと部屋の外に信号が届かないが、Wi-Fiで通信するスマートプラグであればそのようなこともない。当たり前過ぎて見逃されがちだが、このことは大きなメリットだ。

 なおスマートプラグを使う以外に、SwitchBotを使って本体の電源ボタンを物理的にオン/オフする方法もあるが、本製品に関しては電源スイッチがかなり硬く、SwitchBotの力では押し込むのは至難の業なので、やはりスマートプラグを使って運用した方がよいだろう。手動で電源をオン/オフしたい場合も、本体側の電源スイッチは使わず、スマートプラグ側のボタンを使うとよい。

スケジュール機能も便利

 ところで今回紹介した用途であれば、スマートプラグのアプリで用意されている、スケジュール設定機能も試してみたい。例えば平日13〜14時までは定例のビデオ会議が入っている場合に、5分前に電源オン→終わると電源オフという設定を、あらかじめ行っておくのだ。

 こうすれば手動でのオン/オフ自体が必要なくなり、毎日の運用もぐっと楽になる。スケジュールがきっちり決まっているオンライン授業であれば、完全な自動化もできそうだ。

Alfoto ON AIR 今回試したSwitchBotアプリは、スケジュール機能が搭載されている。これを使ってオンとオフの時間を設定しておけば、曜日指定での自動運転も行える

 今回は、Amazonでひそかに人気となっているサインランプを使った方法を紹介したが、他の照明器具であっても、同様のステータス表示は行えるはずだ。家庭内でビデオ電話を行う機会が増え、そのたびに家族に知らせておくのが面倒であれば、このようなシステムの構築を行ってみてはいかがだろうか。

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