9日未明に発表されたMac Studioは「最強のパワースポット」と謳われるとおりパワフルなマシンですが、お値段も最小構成でM1 Maxチップ搭載が24万9800円(税込、以下同)、M1 Ultra搭載が49万9800円~と力強いことになっています。ではオプションをぜんぶ載せしたフル構成の場合はといえば、93万9800円になることが判明しました。
まずM1 Ultraを選んだ上で、フル構成にしたときのオプションおよび加算は以下の通りとなります。
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20コアCPU、64コアGPU、32コアNeural Engine搭載Apple M1 Ultraで+11万円(デフォルトでは48コアGPUから)
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128GBユニファイドメモリで8万8000円(同64GBから
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ストレージを8TBで+24万2000円(同1TBから)
一見するとお高く思えますが、Mac Pro(2019)の発売当時はフル構成が約574万円(税別)だったことを振り返るとお安く見えてきます。
もちろんMac Proの最大RAM容量は1.5TBもあり、上限が128GBにすぎないMac Studioと単純比較はできないため、あくまで金銭感覚の目安にすぎません。しかも最高構成の2.5GHz 28コアIntel Xeon Wプロセッサはアップル公式の「インテルMacよりこれだけスゴい」比較でも扱いは大きくなく(もっぱら比較対象は16コアのXeonプロセッサを搭載したMac Proなど)単純に同等以上のスペックがお安くなったと考えるのは早計でしょう。
むしろMac Studioのフル構成が100万円を切る「安さ」であることは、どれだけお金を払いたくともそれ以上のプロセッサやRAM容量が用意されていない、スペックの天井を示しているとも思われます。
今回のイベントでは姿を現しませんでしたが、Bloombergは「40個のCPUコアと128個のGPUコア」のSoCを搭載した次期Mac Proが準備中だと報じていました。そちらのフル構成での価格が旧Mac Proを超えることを期待(?)したいところです。
Source:Apple
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