名作サバイバルホラーゲームをハリウッドが再び実写映画化する、リブート版『バイオハザード』の原題が『Resident Evil: Welcome to Raccoon City』であることが判明した。これと共に、作品へのこだわりや着眼点を、メガホンを取るヨハネス・ロバーツ監督が明かしている。
リブート版『バイオハザード』は、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演&ポール・W・S・アンダーソン監督による『バイオハザード』シリーズ(2002-2016)とは異なる完全新作。ゲーム版の世界観に忠実に、1998年のラクーンシティを舞台とする“運命の夜”の物語が描かれるという。
このたび、米IGNの取材に応じたロバーツ監督はこれまで伏せられてきたタイトルを遂に明かした。原題に含まれる「Racoon City」というのは、先の通り物語の舞台ラクーンシティを指している。副題を直訳すれば「ラクーンシティへようこそ」の意。ロバーツ監督が「ラクーンシティは映画において大きな役割を果たす」と述べているように、同舞台内の世界観を存分に反映した仕上がりに期待したい。
製作にあたっては、ゲームの参照だけではなく、ジョン・カーペンター監督の『ザ・フォッグ』(1980)からインスピレーションを得ていると話すロバート監督。そんな本作では「トーン」が大きな着目ポイントだという。
「ゲーム版で私が気に入っていたのは、めちゃくちゃ怖かったのと、その雰囲気です。絶えず雨が降っていて、暗くて不気味で…。特に第1作はそうなんですけど、それらが、角を曲がった先にあるもの(スリル感)やそういった物語の伝え方などの楽しい側面と混ざり合うんです。」
また、ロバーツ監督は、ミラ・ジョヴォヴィッチによる映画シリーズを「大好きです。ああいった『バイオハザード』の世界も大好きでした」と踏まえながら、「ゲームでの恐怖やその雰囲気は感じなかったです」と語ってもいる。「それをスクリーン上では感じなかったので、これが僕の伝えたいことなんだと思いました」。さらに、監督は以下のように続ける。
「映画を作るにあたっては、私にとっておそらくこれが入り口でした。ゲームが発売されて、ただただ圧倒されて、その時から私は今作でどこに向かっていくのかを知っていたんだと思います。そのトーンと絶え間ない暗い雨、そうしたゲーム版の側面が素晴らしい映画体験を作り出すからです。」
出演者は、クレア・レッドフィールド役を『メイズ・ランナー』シリーズのカヤ・スコデラリオ、ジル・バレンタイン役を『アントマン&ワスプ』(2018)ハナ・ジョン=カーメンが演じるほか、クリス・レッドフィールド役に「THE FLASH/フラッシュ」(2014-)ロビー・アメル、アルバート・ウェスカー役に「アンブレラ・ アカデミー」(2019-)トム・ホッパー、ブライアン・アイアンズ署長役に「GOTHAM/ゴッサム」(2014-2019)のドナル・ローグ、レオン・S・ケネディ役に『ゾンビランド:ダブルタップ』(2019)アヴァン・ジョージア、 ウィリアム・バーキン役に『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)ニール・マクドノーら。
『海底47m』シリーズで知られるロバーツ監督は脚本を兼任。撮影監督には『シャザム!』(2019)『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)などのマキシム・アレクサンドルが起用されている。製作はポール・W・S・アンダーソン版『バイオハザード』のロバート・クルツァー、『海底47m』のジェームズ・ハリス、そして「ザ・ボーイズ」(2019-)のハートリー・ゴーレンスタインが務める。撮影は、2020年12月中旬に終了済み。製作チームは編集作業などのポストプロダクション(撮影後作業)に入っていると見られる。
リブート版映画『バイオハザード』(タイトル未定)は2021年9月3日米国公開予定。
Source:IGN
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