ソニーが老舗の格闘ゲーム大会 The Evolution Championship Series (EVO) を買収しました。
米国の大手タレントエージェンシー Endeavor の関連会社 RTS とソニーがeスポーツ事業のジョイントベンチャーを通じて共同で買収し、今後のEVOの運営にあたります。買収金額や合弁への出資比率とは非公開。
EVOはストリートファイターシリーズなど格闘ゲームを扱うゲームトーナメント。前身の大会からは25年、名称を現在の EVO に変更してから19年の歴史があり、日本の有名格闘ゲームプレーヤーもたびたび頂点に輝いています。
現在の「eスポーツ」が持て囃される以前から大規模な興行を実施してきた EVO ですが、昨年2020年にはコロナ禍とステイホームがゲームビジネスには追い風としても作用した一方、実際の会場に人を集める大会は中止を余儀なくされていました。
中止したリアル大会のかわりにオンラインオンリーのイベントを予定していたものの、共同設立者でプレジデントを務めていた Joey Cuellar が未成年の少年に対し繰り返し不適切な性的行為に及んでいたことが発覚。Cuellar は運営を離れたものの、折からゲーミング業界でのハラスメント問題が認知されてきたタイミングもあり、ものすごい勢いでスポンサーやプレーヤーが離れた結果、オンラインでも大会が開催できない事態となっていました。
今回の買収にあたってのEVOからのメッセージも、ゲーマーコミュニティへの感謝を述べるとともに、いかなる形のハラスメントも虐待も EVO の組織や将来のイベントで許容されることはない、コミュニティの誰もが敬意と尊厳をもって扱われるようあらゆる手を尽くすと強調しています。
ソニーとRTSが買収した EVO は、2021年8月6日から8日および13日から15日に完全オンラインイベントとして Evo Onlineを実施予定。EVOの共同設立者トニー・キャノンとトム・キャノンはアドバイザーとして関わります。参加企業・ゲームは、
鉄拳7 (バンダイナムコゲームス)
ストリートファイターV チャンピオンエディション (カプコン)
モータルコンバット11 アルティメット (WBゲームズ) ※アジアでは実施せず
ギルティギア ストライヴ (アークシステムワークス)
プレイステーションで動くゲームばかりですが、ソニーの合弁が運営することになっても、EVOとしてはゲームプラットフォームを問わず種目を選択してゆくとされています。
Welcoming Evo into the PlayStation Family – SIE Blog – English
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