米Facebookは8月19日(現地時間)、メタバースのバーチャル会議室「Horizon Workrooms」のオープンベータ版を一般公開したと発表した。傘下のOculusが昨年10月に発売した「Oculus Quest 2」で誰でもダウンロードできる。
Horizon Workroomsは、物理的にどこにいても、自分のアバターとして1つのスペースに集まり、一緒に仕事ができるバーチャル会議室。MR(複合現実)技術で、自分のキーボード(のアバター)を会議室に持ち込んで入力することも可能だ。以下のようなことができる。
バーチャル会議室に自分のデスクを持ち込める
「Oculus Remote Desktop」アプリ(Windows/Mac対応)と組み合わせることで、VR会議室にいながら1クリックで自分のPCにアクセスできる。
自分のキーボードのバーチャル版で会議中にメモを取ったり、資料を見たり、会議室にいる他のメンバーと画面を共有することも可能。ただし、まだ対応する端末は限られている。
自分のアバターでより自然な会話
Horizon自体は2019年に発表されたVR世界。この段階のアバターは上半身しかないものだったが、今年の4月に大幅に改良され、かなり自然になった。
このOculusアバターと空間オーディオ技術を使うことで、「あたかも同僚と一緒にいるような感覚になる」としている。空間オーディオ技術で、それぞれが着席している位置から声が聞こえる。
Quest 2のコントローラーで書き込めるホワイトボード
バーチャル会議室に設置されたホワイトボードには、Quest 2のコントローラーで参加者全員がリアルタイムで書き込める。このホワイトボードには、PCの画像を貼り付けて、共同編集することも可能。ホワイトボードに書いたものは最後に画像として共有できる。
Quest 2を持っていない人も動画チャットで参加
Quest 2を持っていない人はPCの動画チャットのゲストとして会議に参加できる。この場合はZoom(というかFacebookの場合は「Messenger Rooms」)のような画面がバーチャル会議室に表示される。参加できるのは50人までとなっており、Messenger Roomsを使うようだ。
コントローラーではなく手で表現できる
Questの「ジェスチャーコントロール」を有効にすれば、コントローラーではなく、手を使える。ホワイトボードの画像を指差したり、ろくろを回したりできる。
メモ、ファイル共有、Outlookのカレンダー統合、チャット
Workroomsのバーチャル会議室内では、リアルなデスクに向かっているときと同じようにメモを取ったりファイルを共有したりOutlookやGoogleカレンダーと動機することでミーティングのスケジュールを管理したり招待したりできる。
Workroomsを使うには、まずworkrooms.comにサインアップし、チームを作成する。既に同僚がWorkroomsを使っているなら、そのユーザーから招待してもらうこともできる。
アカウントができたら、Oculusストアから「Horizon Workrooms」アプリをダウンロードしてインストールし、Quest 2とアカウントをペアリングする。FAQも参照されたい(本稿執筆現在、まだ英語のみ)。
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