アップルの32型6Kディスプレイ「Pro Display XDR」が発売されてから1年半以上が経ちました。その後継モデルが近いうちに登場するとの噂はありませんが、アップルがiPhone 11に搭載されたA13チップや機械学習処理のNeural Engineを内蔵した外付けディスプレイを社内でテスト中との観測が報じられています。
米9to5Macの情報筋によると、新型ディスプレイの開発コード名は「J327」とのこと。アップルは一般ユーザー向けのより安価なディスプレイを開発しつつ、こちらは将来的に現行の「Pro Display XDR」に取って代わる新モデルになる可能性が高いと述べられています。
なぜアップルはディスプレイにSoCを内蔵しようとしているのか。これにつき9to5Macは、かつて2016年に「Thunderbolt Display」が生産終了した直後に、アップルが高解像度ディスプレイと内蔵GPUを搭載した後継製品を開発していると噂されたことを指摘しています。その後たしかに高解像度ディスプレイであるPro Display XDRは発売されたもののの、GPUは搭載されていませんでした。
そして今回ウワサに上っているSoC内蔵の外付けディスプレイは、その流れに位置づけられるのではないか、ということです。すなわち外付けディスプレイにCPUやGPUを内蔵させることで、Macは本体内蔵チップのリソースを使い尽くさずに高解像度のグラフィックスを実現できる。ひいてはMac本体のSoCとディスプレイ側のSoCを組み合わせることで、高度なグラフィック処理のパフォーマンスを向上もできるーー9to5Macはそうした外付けGPU的な可能性を推測しています。
現行のPro Display XDRに予想されていた新機能の一部が欠けていたように、アップルの計画は噂が本当だったとしても途中で変わる可能性もあります。とはいえ、外出先では処理能力より軽量さを優先したMacBookモデルを持ち歩き、室内ではeGPUを兼ねた外付けディスプレイに繋げて重めの動画処理などもこなせるようになれば、プロユースの人たちには歓迎されるかもしれません。
Source:9to5Mac
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