この音響、実際に体験してみたい...!
5月に最新スピーカー4種を公開したソニーから新たなホームシアター製品ラインとして、モジュラーサウンドシステムの「HT-A9」とドルビーアトモス7.1.2chサウンドバー「HT-A7000」が発表されました。さっそく、それぞれ詳しく見てみましょう!
4つのワイヤレススピーカーで臨場感を演出する「HT-A9」
まず「HT-A9」には、ソニー独自技術の「360 Spatial Sound Mapping(SSM)」が特徴の4つのワイヤレススピーカーと、コントロールボックス(Apple TVと同じサイズ感)が含まれます。同社いわく、ホームシアターを導入したいけれどサウンドバーや複雑なセットアップには詳しくない人向けに作られたとか。
4つのスピーカーは見た目も仕様も同じで、それぞれにデュアルマイク、「X-Balanced Speaker」ドライバー(これにより迫力ある音圧、重低音を実現)、広指向性ウーファーを内臓。
同社によれば、自宅の環境に合わせて自動的に調整されるため、没入感を出すために特定の場所に置こうとしなくても大丈夫みたいです。また、「360 Spatial Sound Mapping(SSM)」により"広大なサラウンド音場"を作り出し、まるで壁の向こうからやってくるかのように音が聞こえるとか...!
「HT-A7000」はソニー最新フラグシップサウンドバー
続いて「HT-A7000」について。こちらは「ST-5000」に次ぐソニーの新しいフラグシップサウンドバー。天井からの音の反射を再現するアップファイアリングスピーカー、2つのビームトゥイーター、5つのフロントスピーカー、デュアルサブウーファー内蔵のため、これ1つで7.1.2chのサラウンドシステムが体験できるとか。
先述の「A9」と同様に自動音場最適化機能があり、全方位からの音を体感できる「360 Realty Audio」をサポート。
昨年、米Gizmodoでサウンドバー「HT-G700」のレビューをした際には、ソニーのサラウンド技術がいかに優秀か実感した一方で、天井スピーカーやリアスピーカーがあればもっと最高なはず...という結論に至りました。今回の「HT-A7000」についても、対応のサブウーファーやリアスピーカーを買い足してシステムを構築していく...という選択肢もあるのかもしれません。
ホームシアターシステム製品の多くはセットとして販売されていますが、ソニーから今夏登場のオプション製品としては、180mmドライバー搭載で重低音にフォーカスしたワイヤレスサブウーファー「SA-SW5」(8万2,500円)、よりコンパクトな160mmドライバー搭載「SA-SW3」(4万4,000円)、壁掛け可能な100Wリアスピーカー「SA-RS3S」(4万4,000円)などがあります。
「HT-A9」、「HT-A7000」のいずれもDolby Atmos、Dolby Vision、DTS:X、HDMI 2.1、eARC、8K HDR/4K120などハイレゾフォーマット対応。また、新たにソニーブラビアTV(X95以降)でも使えるようになりました。
最後に、メーカー価格情報です。「HT-A9」は税込22万円、「HT-A7000」は税込15万4,000円。決して安くはないですが、おうち時間を充実させる良い投資になるのかもしれませんね...!販売予定は8月以降で、現在予約受付中です。
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