【iOS14.5】マスク着用時にiPhoneのロックを「解除するための条件」 - iPhone Mania

マスク着用中にApple WatchでiPhoneのロック解除が可能になったけれど、使用するための条件や注意点は？

昨今マスクが外出時の必須アイテムとなり、Face IDを搭載したiPhoneの場合、ロックを簡単に解除できなくなってしまいました。iPhoneを使う度にパスコードを入力しなければならず、非常に不便でした。

iOS14.5へのアップデートにより、マスク着用時でもApple Watchがあれば、Face IDを搭載したiPhoneのロックを解除できるようになりました。このページでは、マスク着用時にApple WatchでiPhoneのロックを解除するために必要な条件や注意点をご紹介します。

▼「マスク着用時のiPhoneロック解除」に対応したデバイスと条件
▼設定方法とその際の注意点
▼機能を使用する上で知っておきたいこと

「マスク着用時のiPhoneロック解除」に対応したデバイスと条件

対応しているデバイス

まず、お持ちのiPhoneとApple Watchが対応しているかを確認しましょう。

・Face IDが搭載されたiPhone（iPhone X 以降）で、iOS14.5 以降である
・Apple Watch Series 3 以降で、watchOS7.4 以降である

使用するために必要な条件

デバイスの設定に関しては、以下の条件を満たすことが必要です。

・Apple WatchがiPhoneとペアリング済み
・iPhoneとApple Watchで、Wi-FiとBluetoothがオンになっている
・Apple Watchにパスコードが設定済み、かつ「手首検出」がオン

この他に、以下の点が求められます。

・設定時や使用時には、Apple Watchを着用してロックが解除済みである
・マスクで口と鼻が覆われている状態である

設定方法と使用開始時の注意点

設定方法に関しては、マスク着用時にiPhoneのロック解除をApple Watchで行う設定方法を参照していただき、ここでは機能設定時と使用開始時における注意点をまとめておきます。

設定時にApple Watchを着用し、ロックを解除しておく

この機能をオンにするための設定は、iPhone側で行います。しかし前述したように、Apple Watchを着用してロックを解除した状態でないと設定が行えませんので、注意してください。

Apple Watchでロック解除を開始するために、一度パスコードの入力もしくはFace IDの認証が必要

Apple Watchでのロック解除を開始するために、パスコードの入力もしくはFace IDの認証が一度必要です。設定をオンにし、マスクをしただけではApple Watchでのロック解除が開始されない点にも気をつけましょう。

機能を使用する上で知っておきたいこと

マスクをした他人にiPhoneのロックを解除される可能性がある

Apple WatchでFace ID搭載のiPhoneのロックを解除する機能は、iPhoneとペアリングしたApple WatchがそのiPhoneの近くにあり、なおかつマスクをした人がiPhoneを注視した際にロックが解除される仕組みとなっています。つまり、Apple Watchをした自分が近くにいる状態でマスクをした他人がiPhoneを見ると、ロックが解除されてしまうのです。筆者も、マスクをした家族がこの機能によって筆者のiPhoneのロックを解除できたことを確認しています。

勝手に他人にiPhoneのロックを解除されたら、ロック解除時にApple Watch上に表示される通知からiPhoneをロックすることが可能です
「iPhoneをロック」のボタンをタップすることで、iPhoneをロックすることが可能です

Apple Payや各種アプリ内のFace IDでは使えない

この機能は2021年4月末現在、iPhoneのロックを解除する際のみ利用可能です。Apple Payや各種アプリで設定しているFace IDに対しては利用することができません。現状はパスコードを使用するか、マスクを外してFace IDを使用するしかないことを理解しておきましょう。また、Apple WatchでApple Payを使用する際はパスコードが必要ないため、そちらの利用を検討するのも一つです。

(mami)

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