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UbisoftがPS5の後方互換機能に「対応しない」PS4ゲームを公表するも、すぐに削除。SIEによる非対応リストとの齟齬に困惑広がる - AUTOMATON

Ubisoftは10月31日、同社のリワードプログラムUbisoft Clubと、デスクトップアプリUplayを統合し先日公開した新サービス「Ubisoft Connect」の公式サイトにて、PlayStation 5/Xbox Series X|Sにおけるクロスプレイやクロスプログレッションなどの情報を公開。この中では、同社のPS4/Xbox Oneタイトルの後方互換対応状況についても言及された。しかし、程なくして該当ページが削除。もともと記載されていた内容をめぐり、一部で混乱をもたらす結果となった。
 

 
Ubisoftは、PS5/Xbox Series X|SにおけるPS4/Xbox Oneタイトルの後方互換について、同社のほとんどの過去タイトルが対応するとコメント。その注釈にて、Xbox One向けタイトルはすべてXbox Series X|Sに互換するとした一方で、PS5においては互換対応しない例外が存在するとし、具体的なタイトルを挙げた。それが以下の9本だ。

・アサシン クリード シンジケート
・アサシン クリード クロニクル(以下3タイトルのバンドル)
・アサシン クリード クロニクル チャイナ
・アサシン クリード クロニクル インディア
・アサシン クリード クロニクル ロシア
・Star Trek: Bridge Crew
・Werewolves Within
・スペースジャンキー
・Risk(国内未配信)

Ubisoftを代表する『アサシン クリード』シリーズの一部タイトルや、PS VR向け作品などが、PS5の後方互換には非対応とされた。しかしこれらのタイトルは、いずれもSIEが公表している非対応リストには含まれていない。現時点でリストアップされているのは、日本では『Robinson: The Journey』と『Joe’s Diner』のみである。この食い違う内容に、海外フォーラムResetEraやSNSを中心に海外ゲーマーの間で困惑が広がることとなった。
 

 
SIEが公表している非対応リストとの齟齬の理由としては、上記した9タイトルがPS5の後方互換に対応しないことが、新たに判明したということがまず考えられる。SIEのサポートサイトでも、「(互換非対応の)タイトルリストは変更される可能性がございます」としているため、まだ完全なリストではなかったのかもしれない。

また別の理由としては、PS5上でプレイ可能ではあるが、正しく動作しない場合があることが判明した可能性があるだろう。実際PlayStation Storeでは、これらのタイトルには「このゲームをPS5でプレイすると、エラーが起きたり、予期しない動作が生じたり、PS4で利用できる機能の一部がPS5では利用できない可能性があります」との記載がある。また、互換非対応の『Robinson: The Journey』などでは「PS4でのみプレイできます」と表記されているが、問題のUbisoftタイトルではこれは確認できない。

こうした状況から、後者のエラーなどの発生を理由に、『アサシン クリード シンジケート』などが互換非対応と発表された可能性が高そうだ。ただ、該当ページはその後削除された。Ubisoftは海外メディアIGNに対し、不正確な内容があったため取り下げたと説明。どの部分が不正確だったのか、また実際の互換対応状況はどうなのかについては明かしていない。
 

 
なお、PS5の後方互換機能を利用した際に、“エラーが起きたり、予期しない動作が生じたり”するPS4向けタイトルには、PlayStation Store上にその旨明記される模様である。弊誌が確認したところ、以下のタイトルなどにそうした記載があった。

・New みんなのGOLF
・リトルビッグプラネット3
・コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア
・バットマン:アーカム・コレクション
・ニード・フォー・スピード
・アセットコルサ アルティメット・エディション
・真・三國無双7 with 猛将伝
・真・三國無双7 Empires
・聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル
・デッドネーション:黙示録エディション
・鬼斬
・CROSSOUT
・Ghostbusters: The Video Game Remastered
・Prey
・Sea of Solitude
・The Surge
・The Walking Dead

たいていのタイトルにはそうした注意表記はなく、エラーや予期しない動作を起こす可能性のあるPS4向けタイトルは、全体からするとごく一部となるようだ。ちなみに、『DOOM Eternal』にも同表記が一時期記載されていたが、現在は削除されている。タイトルによっては改善する場合もあるのかもしれない。ともあれ、PS5の後方互換機能を用いてプレイする際や、新たに購入する場合には、あらかじめストア上の注意書きを確認しておくと良いだろう。


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