Respawn Entertainmentは12月30日、『Apex Legends』のショートアニメーション「Stories from the Outlands – ファイトナイト」を公開した。同映像内では、パスファインダーのバックストーリーがお披露目。彼に課せられた使命と、その裏で暗躍する組織にフォーカスした内容となっている。
パスファインダーは楽観主義のロボットであるが、実は置かれている境遇は複雑。彼は汎用型作業ロボットMRVNとして生を受けたものの、その創造主と自らの存在意義は不明だ。そんなパスファインダー、今回の映像の冒頭ではレストランの給仕として働いている。そこにやってきたひとりの警官。どうやら彼は犯罪者「NOX」の行方を追い求めているようだ。
パスファインダーはNOXの行方を掴むカギを握っているようで、警官は彼の視覚データを解析する。するとそこには、ガスマスクを装着したNOXの姿が。さらに手がかりを掴もうと映像を巻き戻すと、今度はドクター・アメリという女性からパスファインダーに向けた伝言が流れる。「あなたには使命がある」。そう彼女は言い放ち、映像はシャットダウン。その後、謎の組織によってパスファインダーは回収されかけるも、警官は引き渡しを許さなかった。
謎の組織から逃れるべくパスファインダーと警官はタッグを組み、飛空艇に乗って街からの逃走を図る。しかし、落雷や戦闘ロボットの奇襲によって飛空艇は墜落。その中では警官がマルデラという名の元刑事であること、組織にとってパスファインダーは価値のある存在だということが判明する。その後マルデラとパスファインダーは何とか難を逃れるも、パスファインダーは重症を負ってしまい再起不能に。倒れた彼を前にマルデラは「ありがとう」と言い残し、NOXの写真を燃やしてその場を去るのだった。
『Apex Legends』のショートアニメにおいては、これまでにも複数のレジェンドたちの背景が掘り下げられてきた。その中でも今回の映像は最長クラス。そして興味深い描写も数多く収められている。特にマルデラについてはシーズン4開幕前に殺されたフォージとも交流があったようで、映像内では2人がボクシングリングで撮ったツーショット写真が一瞬だけ映っている。また今後マルデラがレジェンドとして登場するのか否かも気になるところだ。
そのほか、パスファインダーの創造主であることを伺わせるドクター・アメリについては、一部のプレイヤーからワットソンの母ではないかと推測されている。というのも劇中でアメリはフランス語なまりの英語を話しており、ワットソンがフランス人、さらに技術者である点を踏まえると、この2人には明確な共通点が見られる。さらにアメリのイニシャルが“P”(ワットソンの本名はナタリー・パケット)と表示されていることからも、アメリがワットソンの母ではないかと噂されているわけだ。
ほかにも明らかに見覚えのあるNOXの見た目、パスファインダーの視覚情報の中に紛れるレヴナントの殺戮シーン、そしてパスファインダーが仕事をクビになりまくる様子など、今回の映像は『Apex Legends』ファンにとって、見どころ盛りだくさんな内容となっている。特にパスファインダーが好きなプレイヤーであれば、一度は見ておくべきだろう。
なお今月には公式より、新コレクションイベント「ファイトナイト」の開催が“誤って”告知されている。その内容と名称から察するに、今回の映像は同イベントに関連したものなのだろう。ただし、該当の新イベントの詳細や開催日時などは不明。正式に情報が明かされるその日まで楽しみにしておこう。
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