コロナ禍の出口がいつ見えるか人々が気を揉む中、2021年にリリースされるiPhone 13シリーズに採用されると言われるパンデミック仕様について、海外で議論が巻き起こっている。Face IDに加えてTouch IDが搭載されるというのが専門家の大方の見方だが、どのようなテクノロジーが使用され、どのもモデルに搭載されるかといった点は、まだ不透明だ。
センサーは光学、光学・静電容量ハイブリッド、超音波のいずれか
AppleのiPhone 13が採用するディスプレイ内指紋センサーについて『MacRumors』は伝えている(参考:https://www.macrumors.com/2021/01/29/iphone-13-in-display-fingerprint-sensor-optical/)。
AppleはiPhone 13のディスプレイ内指紋テクノロジーに取り組んでおり、Face IDと合わせて2つ目の生体認証を利用できると『The Wall Street Journal』が報じている。またBloombergも同様の予測をしている。
指紋読み取りには、2D画像を使った光学センサーを使用する可能性が高い。一方、超音波指紋センサーは新しいテクノロジーで、指紋の3Dマップを作成し、指が濡れていてもうまく機能するが、はるかに費用が高いという。
AppleがiPhone、iPad、Macに採用したTouch IDホームボタンは、静電容量センサーを使用している。光学・静電容量ハイブリッドのセンサーも存在する。光学センサーの高速スキャンと静電容量センサーのセキュリティを組み合わせており、性能が向上している。一部のAndroid端末が使用している安全性の低い標準の光学センサーをAppleが使用する可能性は非常に低いという。
一方、TF International Securitiesの著名アナリストであるミンチー・クオ氏は、Appleが超音波テクノロジーを使用すると考えている。GISが超音波テクノロジーをAppleに提供し、Qualcommが超音波モジュールとラミネーションを提供すると述べる。Appleは、関連のTouch ID機能の特許も取得している。
コストの高い超音波ソリューションが採用された場合、2021年の全てiPhoneモデルが実装するかは未知数だ。
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