Face IDは顔を認証するだけに非ず。
今やいろんな物を自作できる3Dプリンターですが、まずそのデータを作るのが高いハードルですよね。でもiPhone、もしくはiPadの顔認証機能「Face ID」を利用すれば、お手軽に3Dデータが作れるようになるんです。
そう、特殊な鏡が付いたアタッチメント「ScanMira」ならね。
Face IDの特性を利用
この「ScanMira」は、3万以上の赤外線ドットを投射するFace IDの機能を転用しています。そしてオブジェクトの周りをグルっと1周させれば、アっと言う間にデータの取得が完了! 画面を確認しながらスキャンができるので、ズレたり見当違いのところをスキャンすることもなくなります。
表面反射鏡が鍵
正確なスキャニングが行えるのは、ガラスの上の層に鏡がある表面反射鏡を使っているから。通常の鏡はガラスの下の層に鏡があるので、その厚みの分だけ光の反射率が80~85%の低さになってしまいます。ですが表面反射なら光がガラスを通過しないので、94~99%と高い数値になります。
スキャンしたオブジェクトには、色や模様の情報も記録されます。なので色付きのフィラメントでフルカラー印刷ができれば、色もちゃんと印刷できますね。もし可能なら回転台とiPhoneを倒した状態で固定する三脚があれば、もっと正確なスキャニングが可能になります。
意外と安い出資額
「ScanMira」は現在KickStarterで出資金を募っており、最安プランだと専用ガラス拭きがオマケで同梱され、35カナダドル(約3,000円)から出資ができるようになっています。
3Dデータは印刷サービスを行っている業者に送るか、もしかすると自ら印刷機を買って、アレコレ作り出すきっかけになるかもしれませんね。きっとこれが創造性を開く扉となることでしょう。
Source: YouTube via KICKSTARTER via The Awesomer
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