音を拾うマイクは既製品
パーサヴィアランが火星のジェゼロクレーターに着陸するのは2月18日。ボディには2つのマイクが搭載されており、ひとつは6つある車輪のひとつの上あたり、フレーム部分に括り付けてあり、もうひとつはパーサヴィアランスの顔とも言えるSuperCamの一部として装着されています。火星の音を集めるマイクロフォンは、なんと特注ではなく既製品なんだとか。とはいえ、NASAジェット推進研究所の宇宙科学者Baptiste Chide氏いわく「打ち上げから、火星への道中、着陸に耐えられるようテスト済」とのことですが。 Chide氏の説明によれば、フレームのマイクは火星の大気圏突入から着陸の音などを記録する予定。一方、SuperCamのマイクは火星の日常の音、つまりパーサヴィアランスが火星をウロチョロしている音を記録する予定だといいます。
火星の音を聞けばこんなことがわかる
火星の音を聞くことで何がわかるのか。極寒で二酸化炭素ガスの多い火星と地球では、音の聞こえ方にどのような違いがあるのかを調査します。Chide氏いわく、もし火星で花火を打ち上げたら、花火のどーんというは地球上よりも低くなり、音が耳に届くまでより長い時間を要するとのこと。たとえばお隣さんがEDMをガンガンかけているとき、響いてくるのはベース音が主ですよね。あれは高い周波数は壁を通過しにくいからで、火星の大気は壁と似た役割で、音を伝わりにくくすると考えられます。ハーバード大学のブログにあるKatherine Wu氏の解説では、火星の吸音製のある空気の中を音はゆっくりと伝わるので、例えば30フィート(約9m)先から叫んだ声が届くのは翌朝なんてこともありえるかもしれないといいます。 まずは着陸が成功してからですけれど、もし、火星の音が公開されたら新たなASMR音として人気出たりしてね。
そうこ
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