慣れないよう振動パターンを変えてくる策士です。
仰向けで寝るとイビキをかきやすくなることに注目し、PHILIPS(フィリップス)が身体に巻いて仰向け寝を検知し、振動で寝返りを打つよう促すデバイス「SmartSleep スノア サイレンサー」を開発しました。
実は健康被害を及ぼすかもしれないイビキ
イビキをかくと無呼吸症候群に陥ることに繋がり、昼間の眠気や脳卒中、心臓病のリスクが増加したりと、健康を害する原因になりかねません。かつては同じアプローチで、おデコに貼り付けるタイプの「Somnibel」というデバイスが開発されたことがありましたが、フィリップスも追随しているということは、この方法は効果ありってことなんですね。
小さいけど賢く優しい
「SmartSleep スノア サイレンサー」にはスリープタイマーがあり、入眠してから30分間は振動しないので、好きな姿勢で眠ってもOK。もしトイレなどで夜中に目覚めても、再び入眠してから30分は振動しません。そして自己学習アルゴリズムで、ユーザーに行なった振動への反応を学び、最適な振動を行ないます。さらに賢いのが、初めての人には8日かけて徐々に振動頻度を上げ、慣れないよう5日置きに振動パターンを変えるという点。
これを使うと、振動反応率、睡眠セッション時間、仰向け寝だったときの睡眠時間を確認できるので、自分が寝ているときがどういう状態だったのかも把握できます。朝起きたら「お腹がプルプルする夢を見た」ってヘンテコな記憶が残っているかもしれませんね。
80%以上の被験者が満足
一度の充電で最大8回使えるとのことなので、週イチくらいで充電するイメージですかね。効果の程は、86%のユーザーがイビキの減少を認め、85%のパートナーが静かになった相方に満足し、82%のユーザーは睡眠の質が高まったというデータも出ています。
大イビキを知らせてくれるとしたら、イライラの末に枕を叩きつけてくるパートナーだけですが、健康にも影響するので自覚がある人は検討してみてください。
※なお、以下の価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。
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