ゲームをプレイするのにゲーム機が必須だったのは今や昔。
昨今は専用のゲーム機以外にもスマートフォンやPCなどでゲームを楽しんでいるものたくさんいます。
その中でもゲーミングPCはゲーム機よりも高スペックのものを準備することができ、ゲームタイトルによってはさらに快適にプレイできる場合もあり、PCを購入する際にゲーミングPCを選択する人も多いです。
PCでゲームをプレイする際にもゲームを配信している様々なプラットフォームがありますが、その中でも業界最大手と言えるのが「Steam」ですね。
Steamでは世界中のメジャータイトルやインディータイトルが販売されており、独占タイトルを除けばPlayStationのタイトルも、Xboxのタイトルも、Nintendo Switchのタイトルもプレイできたりと、本当に様々なゲームがプレイできます。
しかしゲームをするためにPCを立ち上げて、Steamにアクセスして、バックグラウンドで起動しているものを停止して・・・と少しだけプレイまでのハードルが多い印象。
そんな人のためにSteamを運営しているValveが、Steamを快適にプレイするのに特化したポータブルゲーミングPC「Steam Deck」を発表しました!
Steamに最適化されたゲーミングPC
「Steam Deck」はディスプレイ、コントローラー、スピーカーが一体型となった、Steamを運営するValveが発表したポータブルゲーミングPCです。
7インチのタッチスクリーンディスプレイにステレオスピーカー、サムスティックにトラックパッド、トリガーなどのボタンにジャイロも搭載されており、Nintendo Switchのように「Steam Deck」単体でゲームをプレイすることができます。
OSはSteamを動かすのに最適化されたArchベースのSteamOS 3.0。電源を入れてログインすればすぐにSteamでゲームを楽しめます。
プロセッサーはAMDと提携しポータブルゲーミングPCように最適化されたカスタムAPUを開発。Zen2+RDNA2を搭載し、ポータブルなのに最新のAAAタイトルを動かすのに十分なパワーがあります。
一体化のコントローラー以外にもBluetooth、USB Type-C接続のアクセサリーや、マウスやキーボードを使用可能です。ゲームタイトルやシーンに合わせて最適なデバイスを使用できます。
快適な7インチタッチスクリーンを搭載してますが、大きな画面に映像を映したいこともありますよね?
Steam Deckにケーブルを繋げばテレビやモニターに接続することが出来るので、大きな画面でのゲームプレイにも対応しています。
別売りのドックも発売予定となっています。
ドックには外部ディスプレイ、有線LANポート、USB端子、電源などが搭載されているので、それこそNintendo Switchのテレビモードのようにテレビや外部モニターに接続し大画面でプレイしつつ、有線LANで安定したネットワークを確保。USB端子でマウスやキーボード、ゲームパッドなどを接続できるので、高性能なゲーミングPCを使用しているのと変わらない環境でプレイすることもできます。
是非とも併せて欲しいところですが、ドックの詳細は近日公開予定と言うことですので続報を待ちましょう!
2021年12月に一部地域で発売予定!
「Steam Deck」は2021年12月よりアメリカ、カナダ、欧州連合、イギリスで発売!
その他の地域でも2022年に発売予定となっています。日本での発売があるかどうかは続報を待つしかありませんね。
「Steam Deck」は主にストレージ容量が異なる3つのモデルが用意されています。
64GB eMMC内部ストレージモデルはキャリングケースが付属してUS$ 399。
256GB NVMe SSD内部ストレージモデルはキャリングケースと限定Steamコミュニティプロフィールバンドルが付属してUS$ 529。
512GB NVMe SSD内部ストレージモデルはディスプレイがプレミアム防眩エッチングガラスになっていて、キャリングケースと限定Steamコミュニティプロフィールバンドル、限定仮想キーボードテーマが付属してUS$ 649となっています。
全てのモデルはフレームレートやグラフィックの質に差はなく、microSDカードスロットを搭載しているのでストレージの追加が可能となっています。
そうは言っても512GBでも1$110円換算で約71,400円とスペックを考えるとかなり手に取りやすい価格となっています。
別売りのドックを購入してもおそらく100,000円行かないと思われますので、性能に対してかなりコストパフォーマンスにも優れた製品かと思われます。
公式サイトには「PC用のソフトウェアをインストールして使用することもできます。」との記載がありますが、実際どれくらいの作業ができるかによっては、自宅のPC環境を「Steam Deck」に切り替えるなんてこともできそうですね。
日本での発売に関しても含め、続報を待ちましょう!
各詳細は「Steam Deck」公式サイトをご確認ください!
「Steam Deck」スペック | |
コンピューティング | |
プロセッサー | AMD APU CPU:Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32) GPU:8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32) APU power:4~15ワット |
---|---|
RAM | 16 GB LPDDR5 RAM(5500 MT/s) |
ストレージ | ・64 GB eMMC(PCIe Gen 2(1枚)) ・256 GB NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚)) ・512 GB高速NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚)) すべてのモデルに高速microSDカードスロット搭載 |
コントロールと入力 | |
ゲームパッドコントロール | A B X Yボタン 十字キー L&Rアナログトリガー L&Rバンパー 表示&メニューボタン 割り当て可能な4個のグリップボタン |
サムスティック | 静電容量方式フルサイズアナログスティック(2本) |
ハプティクス | 1000 Hz |
L/Rスイッチタイプ | HDハプティクス |
トラックパッド | 32.5mm触覚フィードバック付き角型トラックパッド(2個) Steamコントローラと比較して55%遅延を低減 クリックの強度を設定できる感圧式 |
ジャイロ | 6軸IMU |
ディスプレイ | |
解像度 | 1280 x 800px(アスペクト比16:10) |
タイプ | 読みやすさを追求した光学結合LCD |
ディスプレイサイズ | 7インチ(対角) |
輝度 | 400 nit(標準) |
リフレッシュレート | 60Hz |
タッチ対応 | あり |
センサー | 環境光センサー |
接続 | |
Bluetooth | Bluetooth 5.0(コントローラ、アクセサリ、オーディオに対応) |
Wi-Fi | デュアルバンド無線Wi-Fi、2.4GHzおよび5GHz、2 x 2 MIMO、IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
オーディオ | |
チャンネル | 没入感のあるリスニング体験を実現するDSP内蔵ステレオ |
マイク | デュアルアレイマイク |
ヘッドフォン/マイクジャック | 3.5mmステレオヘッドフォン/ヘッドセットジャック |
デジタル | DisplayPort over USB-C、標準USB-C、またはBluetooth5.0を介したマルチチャンネルオーディオ |
電源 | |
入力 | 45W USB Type-C PD3.0電源 |
バッテリー | 40Whrバッテリー。2~8時間のゲームプレイ |
拡張 | |
microSD | UHS-IはSD、SDXC、SDHCに対応 |
コントローラやディスプレイとの外部接続 | DisplayPort 1.4付きAltモード対応USB-C:最大8K @60Hz または 4K @120Hz、USB 3.2 Gen 2 |
サイズと重量 | |
サイズ | 298mm x 117mm x 49mm |
重量 | 約669グラム |
ソフトウェア | |
オペレーティングシステム | SteamOS 3.0(Archベース) |
デスクトップ | KDE Plasma |
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