任天堂は9月24日に放送した「Nintendo Direct」にて、Nintendo Switch Onlineの新料金プラン「Nintendo Switch Online + 追加パック」を、10月下旬から提供すると発表。この追加パックに加入すれば、NINTENDO 64およびメガドライブのタイトルがプレイでき、これにあわせて任天堂は「NINTENDO 64 コントローラー」と「セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B」も発売する。
これらのコントローラーについて、現時点で日本では正面から写した画像とパッケージ写真が公開されているが、海外ではバンパー部分が見えるアングルの画像も公開中。それによると、これまでに発売された復刻コントローラーとはボタン構成がやや異なるようだ。
Nintendo Switch Onlineでは、現在ファミコンとスーパーファミコンのゲームが配信されており、加入者は遊び放題となっている。さらに当時と同じ感覚で遊べるように、Nintendo Switch Online専用の「ファミリーコンピュータ コントローラー」と「スーパーファミコン コントローラー」が販売中だ。
基本的なデザインや主要ボタンの配置はオリジナルのまま。ただし、対応ゲームの中断メニュー表示と、HOMEメニューへのアクセス、キャプチャー操作のために、ファミコンコントローラーではL/Rボタンが、スーパーファミコンコントローラーにはZR/LRボタンがバンパー部分に追加されている。
今回公開されたNintendo Switch Online用NINTENDO64コントローラーを見てみると、独特の形状とボタン配置が見事に再現されていることが分かる。そしてL/Rボタンの間には、Nintendo Switch本体と接続するためのシンクロボタンや、複数台接続時のインジケータが確認できる。充電はUSB Type-C端子にておこなうようだ。このあたりはスーパーファミコンコントローラーと同様である。
興味深いのは、HOME/キャプチャーボタンに、Joy-Conなどと同じデザインのものが採用されていること。さらに、小さなZRボタンが追加されている。HOME/キャプチャーボタンについては、Nintendo Switchユーザーが慣れ親しんだボタンをそのまま配置することで、機能をより分かりやすくしたものと考えられる。
一方のZRボタンは、今のところ用途は不明。中断メニューの表示に使う可能性はあるだろう。あるいは背面のZトリガーが存在せず、ZRボタンで代用することも考えられそうだが、ここは是非オリジナルを再現してほしいところ。このほか、背面上部の拡張コネクタスロットも再現されていることがうかがえる。実際には利用できないだろうが、オリジナル版では振動パックなどを接続できた。本機が振動機能を内蔵しているのかどうかも気になるところだ。
上の画像は、海外でのみ発売されるメガドライブ(GENESIS)コントロールパッドだ。こちらも、やはりHOME/キャプチャーボタンが搭載され、USB Type-C端子で充電するスタイルとなっている。日本では、後期のメガドライブに同梱されるようになったファイティングパッド6Bが販売されるが、おそらく同様の仕様になっていることだろう。
ちなみに、6ボタン仕様のファイティングパッド6Bは日本限定販売だそうだ。任天堂によると、メガドライブ販売当時に人気があり広く知られていたコントローラーが、地域ごとに採用されているとのこと(Polygon)。格闘ゲームが人気だった日本では、ファイティングパッド6Bの方が支持されたということだろう。メガドライブミニも同じようなかたちで販売されていたため、この辺りはセガの意向もはたらいているのかもしれない。
「Nintendo Switch Online + 追加パック」は、10月下旬に提供予定。対応する「NINTENDO 64 コントローラー」と「セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B」も同時期に発売されるだろう。具体的なサービス開始日や料金など、詳細は後日発表されるとのことだ(関連記事)。
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