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アップル新型「iPad Air」完璧に近いコンピュータ (1/4) - ASCII.jp

松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第119回

2020年11月04日 09時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

 アップルは2020年10月23日、新型のiPad Airを発売した。第3世代となるミドルレンジのiPad Airは、シリーズとして新しいデザイン、最新のプロセッサを備え、現段階で完璧なタブレットといえる。見方を変えると「完璧なコンピュータ」と言うべきかもしれない。

●新デザインのメリット

 iPad Airは10.9インチに拡大され、フチなしとなったLiquid Retinaディスプレーを備えて登場した。デザインは2018年に登場したiPad Pro 11インチを踏襲しており、6mm台と幾分厚みは増しているものの、角が落とされたアルミニウムとガラスの「板」という意匠そのままだ。

 iPad Airは初代iPadと近しいサイズ、ホームボタンのみが前面にあるデザインが採用されてきた。今回フチなしディスプレーとなったため、ホームボタンは排除された。しかしFace IDを実現するTrueDepthカメラは採用されず、別の形でTouch IDが残された。

 iPad Airのサイズは長さ247mm、幅178.5mm、厚さ6.1mm、重さ458g。厚みはiPad Pro 11インチより0.3mm厚く、重さは13g軽いが、長さと幅は共通化されており、Magic KeyboardやSmart Keyboard Folio、Apple Pencil(第2世代)と言ったアクセサリ群は共通化されている。

 おそらく2018年モデル、2020年モデルのiPad Pro 11インチを持っている人は、iPad Airへの乗り換えの必要性を感じることはないだろうが、引き続き同様の形状やサイズを維持していくとすれば、アクセサリを買い換えず、本体だけを乗り換えていくサイクルを作り出すことができるだろう。

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