Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏、ハードウェアテクノロジー担当上級副社長のジョニー・スルージ氏、ワールドワイドマーケティング担当上級副社長のグレッグ・ジョズウィアック氏へのインタビューを、Ars Technicaが公開している。
Macで自社開発プロセッサを採用するに至った背景にはIntelのCPUロードマップが不調なことがあるのではないかと話を向けると、ジョズウィアック氏は「他の誰かができるできないということではなく、私たちにできることが大事だ」と反論。
フェデリギ氏は「私たちは、特定のシステムセットをターゲットにしてM1を設計した。私たちがデザインしたシステムであり、私たちが販売しているシステムだ」と話し、今回発表したM1チップは、MacBook Air (M1, 2020) 、MacBook Pro (13-inch, M1, 2020) 、Mac mini (M1, 2020) 用のチップで、今後発表されるApple Silicon Macは、別のチップになることを示唆している。
「M1チップ搭載Macで、iOSアプリの90%以上は動作するが、動作しない場合、その理由としてはMacにない、または検知できない技術を使っていることがある。例えばジャイロを使用するアプリなどがそうだ」だと同氏は説明している。
Windowsとの互換性について
Windows 10 on ARMをM1 Mac上でネイティブ動作させることに関してフェデリギ氏は「Arm版のWindowsを動かすためのコア技術を持っており、x86ユーザーモードのアプリケーションをサポートしてる。しかし、それを開発してユーザーがM1 Macで利用できるようライセンスするかどうかはMicrosoftが判断することだ。Macにその能力があるのは確かだが」と説明している。
同氏は「AppleはIntelシステムを今後何年もサポートすると説明したが、それはmacOSの話で、M1ベースのmacOSのバージョンと、Intel用のmacOSのバージョンがあるわけではなく、一つのシステムで毎晩ビルドしているOSも同じだ。今後何年も無料でmacOSのアップグレードを受けることができる」と説明している。
スルージ氏は「困難で厳しいことに何度も直面したが、我々が下した決断に疑義をはさんだだことは一度もない」と語った。
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