ゲーム&ウオッチは、ファミコンに先立つ任天堂初の携帯型液晶ゲーム機。CMでは「ゲームウオッチ」と呼ばれ、1980年の発売開始から多くのタイトルが国内外で販売されていました。当時は持ち運べるサイズのビデオゲームというのが画期的だったため、強い思い入れがある人も多いのではないでしょうか。 【画像:ランキング10位~1位を見る】 今回の記事では、ゲーム&ウオッチの代表的なゲームタイトル3作品を紹介していきます。
● ドンキーコング
任天堂を代表するキャラのひとつ「ドンキーコング」は、1981年のアーケードゲームが初登場。1982年にはゲーム&ウオッチに移植、1983年にはファミリーコンピュータ(ファミコン)のソフトとして発売されました。当初のドンキーコングはマリオの敵で、ステージの頂上にいる恋人の姫(ピーチではなく、レディ)を助けるというストーリーとなっています。 内容は、ドンキーコングが投下する樽などを避けつつ、工事現場の上階を目指すというもの。ファミコンのコントローラーでおなじみの十字キーや、ニンテンドーDSに受け継がれた2画面折りたたみ式が初めて採用されるなど、任天堂ゲーム機の歴史においても大きな意味を持つタイトルです。
●マリオブラザーズ
あの国民的キャラクター「マリオ」がゲーム&ウオッチのタイトルに登場するのは、意外にもドンキーコングより遅い1983年のこと。なお、ゲーム&ウオッチの「マリオブラザーズ」は、ファミコンで爆発的にヒットした「スーパーマリオブラザーズ」とはまったくの別物です。 当作のマリオとルイージは、配管工ではなく工場勤務の作業員。プレイヤーは両手で2人を操作して、ベルトコンベアから荷物を落とさないように乗せかえていきます。最上段のトラックが満載になるとボーナスポイントが加算されますが、荷物を落とすとお叱りを受けることになります。
●ボール
1980年に発売された「ボール」は、ゲーム&ウオッチの記念すべき第1作目のゲームタイトル。キャラクターの両腕を操作して、ジャグリングのボールを受けて投げ返すを繰り返すゲームです。1回でもボールを地面に落とすとゲームオーバーとなります。 「GAME A」と「GAME B」の2つの難易度があり、前者はボールが2つ、後者では3つに。どちらもゲームが進むとボールの移動速度が上がっていき、難易度が向上していきます。シンプルながら奥が深く、思わずのめり込んで集中してしまうゲームです。 以上、ゲーム&ウオッチの代表的なゲームタイトル3作品を紹介しました。あなたが好きなゲームタイトルはなんですか?
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