一緒に対戦したい人ー?
ロボットが人間の仕事領域に入り込んでいるという話はもう何度も耳にしますが、もはやTwitchの人気配信者も例外ではないのかもしれません...!
メリーランド大学で、非メタル製なソフトロボティクスとよばれるロボット工学の分野に取り組む研究チームは、3Dプリントでロボットの手を製作することに成功。
もともと一般的なロボットの手は、サーボモーターや空気圧シリンダーにより関節が動くようになっていて、これにより正確な制御が可能な一方で、大量の電力や複雑なプログラミングが必要なために故障が多発しやすいという一面がありました。
これに対し、流体回路が完全に組み込まれた状態でプリントされたロボットの手はポンプの圧を変えるだけでそれぞれの指を動かせるようになっていて、少しの圧を加えて1本目の指を動かし、それから徐々に圧を高めることでほかの指を動かすことができるとか。
Bioinspired Advanced Manufacturing (BAM) Laboratoryの研究チームは、このアプローチの有効性を実証するべく、ロボットの手にコントローラを持たせてファミコンで『スーパーマリオブラザーズ』をプレイさせてみることに。
その結果、ロボットの指は十字キーなどのボタンをうまく操り、最初のステージを90秒以内にクリアできたそうです。ちなみに12秒以内という世界記録と比べるとまだまだ大きな差があるので、このロボットがあらゆるゲームの新記録保持者たちを脅かすことは当分ないのかもしれません。
ただゲームで強くないとはいえ、このロボットのポテンシャルはたっぷり。3Dプリンタや柔らかい素材を使用していることから、安価で迅速に機能的なロボットを作ることができることができます。もしかしたら、ベイマックスのように柔らかいロボットが誕生する日はそう遠くないのかも...?
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科学&テクノロジー
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