この画像に写っているのは渦巻銀河M51(NGC 5194)です。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像に、アメリカにある電波望遠鏡カール・G・ジャンスキーVLA(Very Large Array)で捉えた電波画像を重ねたものです。白がハッブル宇宙望遠鏡、赤がVLAが電波で捉えたガス雲です。これまで電波で捉えられたなかで最も詳細なM51の画像になっています。
M51は、りょうけん座の方向、約3100万光年の距離にあります。画像の上の方にある小さな銀河(NGC 5195)を伴っていることから「子持ち銀河」とも呼ばれる銀河です。M51の今回の電波画像は、最も強力な電波観測カメラへの新たなアップグレードのデモンストレーションとしてVLAで観測されたとのことです。
画像は、NRAO(アメリカ国立電波天文台)から2021年8月14日にリリースされた「今週の1枚(Image of the Week)」です。
なおアストロピクスでは、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えたM51の画像を紹介したことがあります。興味のある方はご覧ください。
Credit: NRAO/AUI/NSF; HST composite by B. Saxton
(参照)NRAO
大きな画像はオリジナルサイト(アストロピクス)ををご覧ください。
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