もはや画家レベル?
Apple(アップル)共同設立者のスティーブ・ウォズニアック氏によるApple IIのスケッチが、63万272ドル(約6,500万円)という超高額にて落札されました。
ウォズがこのイラストを紙にペンで書いたのは1975年のことで、このイラストは「オリジナルのApple IIプロトタイプの回路図とプログラミングの指示書」だとのこと。さらにこのイラストは貴重だとのウォズによる見解も添えられています。
数多く存在するアップルのコンピューターの中でも、Apple IIは非常に大きな役割を果たしました。同コンピューターは自己完結型のシンプルな構成、メモリへのユニークなアプローチ、カラーグラフィックを表示する機能を備え、ビジネスの世界で何年にもわたってヒットを記録したのです。
RRオークションによると、この回路図のノートは合計23ページで構成されており、個人が落札したとのこと。ノートにはバスソース、システムタイミング、ディスプレイ、シンクタイミング&アドレス、タイミングの図が含まれています。また、12ページの手書きのプログラミング指示書も存在します。
また手紙の中で、ウォズは次のように書いています。
これらの未完成のダイアグラムでは、私のブレッドボード技術を見ることができます。当時、私は紫色のフェルトペンを使って書いていたので、数十年後にこれらのメモを見るのは興味深いことです。 このプロトタイプは、私がまだヒューレット・パッカード(HP)のAdvanced Product Divisionのエンジニアで、ハンドヘルド電卓の設計に携わっていた時に手で配線したものです。
ウォズが本物だと確認したのは、今回の個人的なメモだけではありません。彼は1979年に眼科医に特注で作ってもらったアップル型のファンキーなレインボーメガネを持っていました。これは「ただの遊びのためのプロジェクト」だったそうですが、年代の割には驚くほど状態が良かったので、1万8972.50ドル(約200万円)で落札されました。
オークションには他にも興味深いものがあり、最初に作られたマウスの1つが3万4478.75ドル(約360万円)で落札されたり、スティーブ・ジョブズからデル・ヨカムへの短い仕事のオファーの手紙が3万2893.75ドル(約340万円)で落札されています。しかしその中でも最大のものは、ビンテージの電源からカセットインターフェースまですべてが含まれた原始的な状態のApple 1の完成品で、73万6862.50ドル(約7,600万円)で落札されています。
なお、最近オークションにかけられたアップル関連グッズの一部は、こちらでチェックできます。
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